コールマン(Coleman) 200A 赤ランタン その1

味噌ラーメン

2010年04月22日 23:37

さあさあ、いよいよ道具自慢の始まりだよ。
コールマン(Coleman)200A 赤ランタンの3連発(その1)だ。

7年前に、ROYというアメリカ人から ebay のオークションで落札したもの。実際に今もキャンプで使っている。
海外オークションをしてみようかと考えている皆さんも、ぜひお読みくださいませ。

コールマン200A。赤ランタン、1956年2月製だ。落札金額は運賃込みの69.35ドル。まあ、8,500円くらいかな。(今は知らないが)当時は200Aの人気はすさまじくて、こぎれいなものは3万位した。

すでに50年以上の歳月がたっているガラスのグローブも、現在のプリントものではなく、すりガラスのコールマン太陽ロゴだ!だから、最初にこれを手にした時はえらく感激したものだ。

到着後は早速、きれいに拭いて磨いて、ガソリン入れて、早速点火と思いポンピングを開始。 しかし、一向に圧が上がる様子がない。スカスカだ!

いかんなあ。ポンプカップ(皮製)が乾いているのだろうと思い、リュブリカントをたっぷり浸して、再度ポンピング。だが、変化がない。

あいやー、こりゃ逆止弁がイカレとる。 COLEMAN 200A LANTERN 2--56 GOOD CONDITION って書いてあったのに!「くそ、だまされた!」と思っても後の祭り、アメリカまで「馬鹿やろう、金返せ!」って言うわけも行かず。 だが、まあ、コールマンのランタンだから修理できないものはないだろう、インターネット上では、まだ 200A のパーツは取引されている。
と思いつつも悔しい!

まあ、要は逆止弁が動けばいいのだ!図によると 弁といっても、空洞に玉が一個入っているだけだ。きっと汚れて固まってるんだ。 ダメもとということでまずは完全にパーツを分解。
エアーステムをはずしてポンププランジャーの穴に「キャブレタークリーナー」を何度も注ぎ込む。ひっくり返すたびにドロドロになった油が出てくる。おそらくはリュブリカントが腐ってごみと共に固まったのだ。そして洗い油につける。そして組上げてポンピング。

キャブレタークリーナをスプレーし、しばし待つ。ひっくり返して汚れを出す。これを何度も繰り返した。
そして4-5回目のこと。タンクをひょいとひっくり返したとき、タンクの中で「かちん」と音がした。逆止弁が動いたのだ。何度も上下に振ってみる。カチカチカチと音がする。OK きっとこれで大丈夫だ。

洗い油できれいに流して、「これでもうばらすこともないな」と思いつつ組み上げ、ガソリン注入、ポンピング。

おおおーーー、圧が上がっとる!マントルつけて、いざ点火じゃ!

いろいろなところで説明されている点火方法のとおり、クリーニング用のニードルを上げ下げして、ノブは4分の1あける。

が、、、ガスが出る気配がない。さらにノブを開く。シュウウウウっと気化したガスが出て、ホヤに霧が付く。そして、下からライターで点火!!

「ボン」と大きな音、そしてベンチレータから噴出する炎!

おおおおーーーー。こりゃすごい!「実に危険だ!」


その後、火が安定しないのでジェネレータをパーツ交換したが、あとはなんともない。
3つ持っている200A では比較すると一番暗いが、性能は問題ない。
「ボン」と大きな音で点火する コールマンはたまらんね。

今年もそろそろシーズンに備えてランタンの整備をしないとね。

アメリカ人には、まぶしく輝く200A の写真をつけて、お礼を書いた。そして評価には
Great transaction, AAA+++++ とか書いてやった。いまいましいが、楽しい授業だった。




Coleman(コールマン) チェックバルブレンチUSAモデル用

これさえあれば、あんなに苦労することもなかったのだろうに。まあ、コールマン好きなら、持っててもいいんじゃないの。こういうのって、あるときに買わないとダメなんだよな。カナダ製ランタンは別なのがあるらしいので間違えないでね。



Coleman(コールマン) チェックバルブ&エアーステム

ポンプカップがなんともないのに、圧が上がらなくなったらこれを疑う。

こういうパーツも通販でサクっと買える。いい時代になったものだなあ。

関連記事